前回はプレートのデザインを行いました。
今回は必要なパーツと購入先の紹介をしたいと思います。
必要なパーツはすべてネット通販で購入することができます。(一部100円ショップでも買えるものがあるので、そのようなものは100円ショップで買った方が節約できます。)
オリジナル自作キーボードで必要なパーツ
パーツ | 購入先 | 単価 | 必要個数 | 合計金額 |
アクリルプレート | 遊舎工房 | 5880 | 1 | 5880 |
Pro Micro | 660 | 2 | 1320 | |
ダイオード | 220 | 1セット | 220 | |
タクタイルスイッチ | 11 | 2 | 22 | |
TRRSジャック | 55 | 2 | 110 | |
キースイッチ | 75 | 70 | 5250 | |
Pro Miciroのおうち | BOOTH | 200 | 2 | 400 |
キーキャップ | Talp keyboard | 5000 | 1 | 5000 |
3極TRRSケーブル | AMAZON | 699 | 1 | 699 |
耐熱電線 | 850 | 1 | 850 | |
クッションゴム | 400 | 1 | 400 | |
黄銅スペーサー 6角 8mm M2 | 廣杉計器 | 18 | 40 | 720 |
鉄 ナベ小ネジ M2 5mm | 5 | 80 | 400 |
合計2万円ちょっとで世界に1つだけのキーボードを作成可能です。
お値段のするキースイッチやキーキャップはメルカリでも売られているので、さらに費用を抑えることができます。
それではパーツを1つずつ簡単に紹介させていただきます。
アクリルプレート
スイッチを支えるトッププレートと、キーボードの底になるボトムプレートです。
前回の記事で作成したものです。
遊舎工房さんのレーザーカットサービスを利用します。
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基板なしでオリジナル自作キーボードを作ってみた その1 ーデザイン編ー
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Pro Micro
今回作成する自作キーボードのマイコンです。
コンスルーは不要ですので、単体のもので十分です。
左右分離型の場合、左右で1つずつの計2つ購入します。
ダイオード
キースイッチ1つにつき1つ必要ですので、キースイッチと同数必要です。
空中配線するので、リードタイプを選びます。
遊舎工房さんでは100個セットで売っていますので、これを購入するのがベストです。
自作キーボードでなぜダイオードが必要になるのかは、こちらの記事をご参照ください。
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なぜ自作キーボードにダイオードが必要か考えてみた
作成し始めるととても楽しい自作キーボード。しかし途中で飽きてくる作業があります。そう、それははんだ付け。キースイッチにダイオード、Pro Microとはんだ付けするバーツが多すぎるのです。始めは楽しく ...
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タクタイルスイッチ
Pro Microのリセットスイッチとして使用します。左右分離型の場合、左右で1つずつの計2つ購入します。
TRRSジャック
左右のキーボードをつなぐTRRSケーブルのジャックです。
左右分離型でない場合は不要です。
キースイッチ
自作キーボードの魅力の1つは、豊富なキースイッチの中から、自分の好みに合うものを選べることです。
スイッチの触感から、荷重から、音のなり方まで様々なパラメータを持つスイッチがありますので、是非色々調べて自分に合うスイッチを見つけてみてください。
私はGateronの静音茶軸を使っています。
Pro Miciroのおうち
Pro Micro用のソケットです。
これを利用することにより、リセットスイッチやTRRSケーブル周りの配線が劇的に楽になります。
BOOTHの他に、遊舎工房さんでも購入することができます。
キーキャップ
豊富なキーキャップも自作キーボードの魅力です。
私のキーボードは、キーのサイズがすべて1Uなので、DSA PBT キーキャップセット (ALL1U/ブラック/レーザー刻印)を選びました。
遊舎工房さんでもキーキャップは購入できます。
セットでなく、ばら売りもされています。
同じキーボードでもキーキャップによって大きく見た目が違ってきますので、是非お気に入りのキーキャップを探してみてください。
3極TRRSケーブル
左右のキーボードをつなぐ線です。
左右分離型でない場合は不要です。
4極のケーブルもありますが、今回の目的ですと、3極のもので大丈夫です。
アマゾンで購入できます。
耐熱電線
配線用の電線です。
はんだ付けするので、耐熱のものを選びます。
配線が多くなるので、何色か入っているものがお勧めです。
アマゾンで購入できます。
クッションゴム
ボトムプレートに貼る滑り止めです。
これを貼らないと机の上でキーボードがツルツル滑ってしまいます。
100円ショップやホームセンターでも購入可能です。
スペーサー
トッププレートとボトムプレートを支えるものです。
上下からネジで固定するので、ネジ穴が上下に切ってあるものを使います。
短すぎるとキースイッチを干渉してしまい、長すぎるとキーボードが厚くなってしまいますので、8mmくらいがちょうどいいと思います。
廣杉計器さんで1個単位で購入することができますので、設計したキーボードに合わせて必要数ご購入ください。
私が購入した品番は、ASB-2008Eです。
ネジ
スペーサーとアクリルプレートを挟んで固定します。
1つのスペーサに上下からネジで固定しますので、ネジが長すぎるとスペーサ内で干渉してしまいます。
アクリルプレートの厚みとスペーサの長さを考慮して、ネジの長さを決定してください。
アクリルプレートの厚み+3mmくらいがちょうどいいと思います。
私が購入した品番は、F-0205-Eです。(M2ネジで長さが5mmのもの)
工具など
自作キーボードを作成する上で欠かせない工具などについてもまとめておきます。
はんだごて
はんだづけするので必須の工具です。
今回は熱に弱いLEDをつけないので、温度調節機能のないはんだごてで十分です。
はんだ
電子工作用のはんだを使ってはんだづけしていきます。
ニッパー
銅線やダイオードのリードを切るのに使います。
100円ショップで売っているもので十分です。
精密ドライバー
プレートを固定するためのネジは小さいので、精密ドライバーがあれば作業がしやすいです。
これも100円ショップで売っているもので十分です。
エポキシ系接着剤
Pro MicroのUSBケーブルを挿す部分は構造的に弱く、USBケーブルを抜き差ししただけでもげてしまう可能性があります。(俗に言うモゲMicro)
そのためエポキシ系接着剤でPro MicroのUSBソケット周りを固めます。
100円ショップで売っているもので十分です。
オリジナル自作キーボードの作成に必要なパーツと工具は以上です。
次回はオリジナル自作キーボードの回路図を書いていきます。
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基板なしでオリジナル自作キーボードを作ってみた その3 ー回路図編ー
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