読書

新しい時代のパーソナル・プラットフォーム戦略

平野敦士カールさんの「パーソナル・プラットフォーム戦略」を読み終えました。
この方の書籍は初めて読んだのですが、非常に勉強になりました。
内容を忘れないうちにまとめたいと思います。

パーソナル・プラットフォーム戦略とは

そもそものプラットフォームとは

今を時めくGAFAは、いづれもプラットフォーム戦略によって、巨大な企業へと成長しました。
従来のB2Cモデルのビジネスモデルとは異なり、プラットフォーム戦略ではほかの企業が活躍できる場を提供します。
例えばサーバを持ちたい企業は、自社でサーバを用意するのではなく、AWSというAmazonが提供する「場」を使うことで、すぐにサーバを使うことができます。
そうすることで、その企業はサーバを用いて行いたいサービスに集中することができますし、「場」を提供するAmazonは使用料をもらうというWin-Winの関係が成り立ちます。
このWin-Winの関係であるというのが、プラットフォーム戦略の一番重要な部分であると思います。
そのプラットフォームに魅力があるからこそ、企業や人が集まり、プラットフォームが巨大になってさらに魅力が増していきます。
プラットフォーム戦略をとる企業は、自社のプラットフォームの魅力に磨きをかけるのです。

この本で提唱されているパーソナル・プラットフォームとは

パーソナル・プラットフォーム戦略とは、上記のプラットフォーム戦略を個人で行おうということです。
自分が行いたいことを、多くの人や企業と提携して、ひとつの「場」を作り上げていくということです。
もっとかみ砕くと、あたなが熱意を持って行いたいことを、それに賛同しチームとなってくれる人を巻き込んで、チームとしてビジネスまたは事業を達成しようという戦略です。

パーソナル・プラットフォーム戦略で大切な事

パーソナル・プラットフォーム戦略では大切なことが3つあります。
それは

  1. プラットフォームの中心であるあたなが熱意を持っていること。
  2. パーソナル・プラットフォームへの参加者にメリットを提供していること。
  3. 自分の軸をブレさせずに、コントロールすること

1つ1つ見ていきたいと思います。

1.熱意を持つこと

そもそもやりたいと思っていることを成し遂げるためには、その人自身の熱意が必須です。
その熱意が人に伝わることで、その人がプラットフォームに参加し、色々と手助けしてくれるようになるのです。
本書でも書かれているのですが、ベンチャー企業が成功するかしないかは、その会社のビジネスモデルも重要だが、それ以上に経営者のやるきで決まると言われているそうです。
本気をかけて、情熱をもって、諦めずに進めば、ベンチャー企業は成功する可能性が高いようです。

私は新規事業を企画するとき、今の会社の上司から、「熱意を持って取り組めるものにしろ」と最初に言われました。
結局ビジネスも経営も人が行うものなので、突き進ための燃料として、熱意や情熱は必須なのだと再認識しました。
そしてその熱意や情熱に動かされて、または共感して人はその人のプラットフォームに乗り、一緒にビジョンを達成するために協力してくれるのだと思います。

2.参加者にメリットを提供していること

自分が成し遂げたいことのためにプラットフォームに人を巻き込んだ場合、その人から情報や技術等をもらうばかりではいけません。
最初の心得は、まずは参加者に自分の強みや提供できる情報をGiveしましょうということです。
Give&Takeの関係ではなく、まずは自分から積極的にGive&Give&Giveをしていきましょうと推奨されています。
そうすれば自然と相手も自分に対してメリットをGiveしてくれるようになるそうです。
目先のことばかり考えて、自分ばかりTakeするのでなく、まずは参加してくれた方に感謝し、Giveしましょう。

この考えは、アダム・グラントの著書"GIVE&TAKE"でも提唱されています。
この本の副題の通り、「与える人こそ成功する時代」なのです。

Twitterでも95%の人は発信せず、ただ情報を吸い取っているだけのようです。
是非、積極的に自ら情報を発信するというして、まずはGiverになりましょう。

3.自分の軸をブレさせずに、コントロールする

プラットフォームに参加した人から色んな意見が出てくると思います。
その時に重要になってくるのが、みんなの意見をまとめて、1つの案にしてはいけないということです。
あくまでプラットフォームの中心である自分が、参加者の意見を集約しながら、自分の軸をブラさずに、やりたいことの方向性をコントロールしなくてはいけません。
あの人がこう言ったからこうするではなく、あの人はこう言っているけど、自分としてはこういう風に進みたいからこうするという決断を自分が下さないといけません。

情報収集でも同じで、ただ漫然と情報を集めたり、大量の情報を集めることが重要でなく、あくまでその集めた情報から導いた自分のアイディアが最も重要になってきます。
プラットフォームの参加者や、そこから得られた大量の情報に翻弄されず、自分の行きたい方向をしっかり見定め、舵を取っていくのがパーソナル・プラットフォーマーに求められる資質です。

まとめ

以上、パーソナル・プラットフォーム戦略の概要と、パーソナル・プラットフォーマーに求められる3つ資質のまとめでした。
興味のでた方は是非原著をお読みください。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

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