今回は私が以前作成した完全オリジナル自作キーボードの細かい寸法を紹介します。
これからInkscape等を用いてオリジナル自作キーボードを作成しようとされている方の参考になれば幸いです。
以前紹介したオリジナル自作キーボードの作成方法は下記の記事からどうぞ
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基板なしでオリジナル自作キーボードを作ってみた ー目次ー
自作キーボードキットではなく、オリジナルな自作キーボード 「マツコの知らない世界」でも取り上げられ、今盛り上がっているのが自作キーボードの世界です。左右分離型や特殊なキー配列など、既存のキーボードには ...
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CAD全体像
下の図が、以前私が作成したオリジナル自作キーボードのCAD図全体になります。
上側に写っているのがトッププレート、下側に写っているのがボトムプレートになります。
左右のキーボードの間にたくさんある部品は、Pro Microを浮かすためのスペーサーです。
(小さい部品のため、予備を含めて沢山作っておきました。実際に使用するのは左右2個ずつの合計4個です。)
このCAD図の通りにカットしたアクリルプレートを使用して作成したオリジナル自作キーボードがこちらです。
トッププレートの寸法
下の図がトッププレートの主な部分の寸法です。
キースイッチをはめる穴は14mmの正方形で、キーピッチ(キースイッチとキースイッチの感覚)は19mmです。
これはKeyboard Layout Editorを使い、キーを隙間なく埋めると自動的に出力lされる値になります。
スペーサーのネジをいれる穴の径はすべて2.5mmです。
私は廣杉計器さんでのスペーサー(品番:ASB-2008E)とM2ネジ(品番:F-0205-E)を使用してトッププレートとボトムプレートを固定したのですが、2.5mm穴でちょうどよかったです。
プレートのエッジからキースイッチの穴までの寸法は8mmにしました。
ここはスペーサの穴が開けられればいいと思うので、最低5mmまで短くできると思いますが、自分の場合は余裕をもたせて8mmにしました。
親指キーは60度傾かせてあります。
ボトムプレートの寸法
下の図がボトムプレートの主な部分の寸法です。
とはいっても基本的にトッププレートのコピーにキースイッチの穴を削除して、Pro Microがのる部分を追加した形ですので、ボトムプレートで特に紹介できるのはPro Microがのる部分のみです。
今回はPro MicroのおうちをつかってPro Microを固定しており、Pro Microのおうちは下の図のように横に15mm、縦に16.5mmの穴が空いているので、そこをM2ネジで固定するように、同じ寸法でボトムプレートにも径2.5mmの穴をあけました
私の作成したキーボードの寸法が皆様のご参考になれば幸いです。